「12人の優しい日本人 を読む会」を観た
先日の記事で
というお話をしましたが、この劇の日本における“ネタ元”である「12人の優しい日本人」のリーディングを初演時の出演者を中心にzoomでつないでYouTubeで配信するという企画があり、拝見することができました。
(今回もライブではなくアーカイブで)
すでに大御所的なポジションにある役者さんたちの演技はさすがの一言。
ネットではどうしても生じるリアクションのラグや間延びはありましたが、それを個々の演技力でねじ伏せている感じでした。
逆に「未開の議場」ではそうした違和感をあまり感じなかったので、台詞やリアクションのタイミングの取り方は相当工夫されたんだろうな、と思いました。
思いました、というか、実際にそういうお話を演出の北川さんがされていました。
この「zoom演劇」、オンラインでのリアルタイム配信、という形がコロナ時代の演劇界で一つのフォーマットになっていく気がする、と、冒頭に挙げた過去記事でも書いたんですが、今回、日本トップクラスのキャリアとポピュラリティを持つ俳優が、もはや古典とも言えるような有名作品を上演され、多くの人に届いたことで、この流れはますます加速していきそうです。
アーカイブはまだ観れますので、是非↓
https://www.youtube.com/watch?v=3e2aKThmhXM
という記事を書いていたら、名古屋の若い演劇人が「七人の部長」をzoomでやる、という企画も進んでいるようです。
■かっぱっプロデュース■
— 観劇ポータル名古屋 (@KPnagoya) 2020年5月4日
オンライン版「七人の部長」
原作 :越智優
脚色 :西尾武(妄烈キネマレコード)
イラスト:りとうさき(くじら座なごや)
企画運営:かっぱっ
開演日時:
Young 5/23(土) 11:00、15:00、19:00
Adult 5/30(土) 15:00、20:00
上演時間:約1時間
料金:投げ銭制 pic.twitter.com/639Npk27eo
やっぱりそうだよね、そういう流れでやりたくなるよね、とニヤリ。
こちらも観てみたいですね。